多発する太陽光発電所の盗難と保険のお話【2024年4月】

件数・エリアも拡大するケーブル盗難

全国的にケーブルの盗難が多発しており、弊社が管理している発電所においても、年々増加しており、2024年は3か月で17件もの盗難被害が出ています。

また、エリアを見ると、茨城県、栃木県、群馬県の北関東を中心に隣接する千葉県、埼玉県、長野県、福島県などでの被害が多く見られましたが、愛知県、岐阜県、三重県など中部エリアでも発生しており、全国的に広がることも懸念されます。

 

増加する盗難被害への対策は?

狙われるのは夜間、無人の太陽光発電所。
対策もいろいろ考えられてはいますが、対策を講じても、同じ発電所が何度も被害に遭うこともあり、完璧な対策は難しいというのが現状ではないでしょうか。

防犯カメラや警備会社に依頼するなどセキュリティ強化は有効な手段ですが、大型の太陽光発電所は山間部で人目の少ない場所にある場合が多く、犯人の侵入に気付いても、現地に駆け付ける前に盗まれてしまうことになります。

防犯カメラも目隠しをされたり、カメラに映らない範囲で犯行が行われたという例もあり、いたちごっこの様相を呈しています。

コンクリートで固めてケーブルを引き抜きにくくしたり、車で発電所近くまでアクセスしにくくする、というような対策をされた発電事業者様もいらっしゃり、効果はあると聞いてはいますが、そこまでやってしまうと普段のメンテナンスなどの際に困るかもしれません。

また、盗難に遭った後、ケーブルを銅より安価なアルミに替えることを提案させていただくこともありますが、ケーブル径が太くなるため簡単にそのまま交換とはいかず、断念したケースもあります。

遠隔監視は盗難後の発電異常(無発電)に気付いてからの対処となってしまいます。しかし、万が一の盗難の際、いち早く気づき復旧させることは発電事業の損失を抑えることになります。

そして、盗難被害の急増により保険にも異変が起こってきています。

 

保険に加入できない・更新できない!?

盗難被害は火災保険、動産総合保険でカバーできるのですが、2023年7月ころから順次、各保険会社で補償項目から盗難を外す傾向が見られます。
先述のように盗難の多い北関東に設置している発電所は補償しないケースも出てきています。また、休業損害保険も補償しない会社も出てきています。

 

原因は盗難急増による保険支払いの増大

現在、保険会社による火災保険全般で収支が悪化しています。中でも太陽光発電所の火災保険は損害率が100%を超えています。
これはお客さまがお支払いいただいた保険料よりも、保険金支払いが上回っているということなのです。

ケーブル盗難の場合、復旧工事の費用とその間、1~2か月の売電補償も加わり、高額の補償となります。
保険会社にもよりますが、保険契約の条件として、「免責金額100万円」を設定(必須)となりつつあります。こうなると小規模な損害の事故はほぼ保険適用がなくなってお客さま
の実費払いとなり、大規模災害に備えるだけとなっていきます。

稼働後に保険の条件が変わったり、保険会社が引き受けないとなってしまうと、当初の事業計画が大きく狂ってしまいます。心配されている事業者様も増えているのではないでしょうか。

※本記事はEnetechTimes39号より転載したものです。

 

EISなら4月現在、引き受け可能

エネテクグループの保険代理店、エネテクインシュランスサービス(EIS)は、盗難、休業損害保険ともに引受け可能です。(2024年4月現在)

保険の更新の際に現在加入の保険会社から断られた場合や、どうも心配だというような際には、セカンドオピニオンとして、お気軽に相談してみてはいかがでしょうか?

 

「太陽光発電の保険」に強い保険代理店
株式会社エネテクインシュランスサービス

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