京都府からの依頼で実現したセミナー

1月15日、16日に、京都府主催による『太陽光発電の長期安定電源化に向けた保守点検実地セミナー・ドローン点検・洗浄効果デモンストレーション』が行われ、ソラパトスタッフがセミナーの講師と実際の発電設備での点検デモンストレーションを務めさせていただきました。

このセミナーは京都府から弊社が依頼を受けて、実現したものです。参加されたのは京都府再エネコンシェルジュ認証者のうち、事前に申し込みをされた方々。
昨年のうちに定員締め切りとなるほどの反響があったとのことです。

1日目は京都府庁での講義とデモンストレーション

午前中の講義前半は弊社が担当。関東支社野口がメンテナンスの概要やドローン点検、パネル洗浄などについてお話しし、続いて寺田が不具合や火災などの事例を紹介。そして福岡営業所の松尾がIOT・AIを用いた最新技術の事例についてお話ししました。

午後は京都府庁舎にある自家消費型太陽光設備の点検デモンストレーション。
日頃よりパネル洗浄でご協力頂いている丸瀬産業様に、長期安定稼働の観点から、適切な洗浄方法や実際の洗浄のデモを実施頂きました。洗浄効果を確認するため、洗浄前後のIV測定データ取得や、ハンディIRによるサーモグラフィー確認を行うことで、洗浄によるホットスポットの解消などのデータを取得することができました。
また、EL検査のデモは初めてご覧になる方も多く、熱心にご覧になっていました。

デモの際には、参加された再エネコンシェルジュの皆様から非常に多くの質問があり、ソラパトメンバーも質問に答えるのに大わらわの状況に。
京都府の太陽光事業や点検事業に関わる方の熱気が伝わってきたセミナーとなりました。

2日目はエネテクグループの発電所で点検デモ

翌日には綾部市にある「そらゆめ2号京都綾部発電所」で、主にドローンによる点検デモを行いました。
ここはエネテクグループのエネテクパワープラントが所有する発電出力895kWの発電所。京都府府民環境部の髙屋副部長様を始め府民環境部の方々にドローンの実際の点検を視察いただきました。

ドローンの点検デモはストリング断線（未発電回路）を模擬し、正常ストリングとの発熱状況の違いを確認しました。
また、それ以外にもカラスのいたずらによると思われる、パネルの上に置かれたモノがホットスポットとして検出されました。
参加された皆様にはドローン点検のメリットや有用性を体感いただけたと思います。

 

再生可能エネルギーの普及拡大、安定稼働のためにO&Mの重要性を啓蒙していく事は弊社のミッションの１つと考えています。
このようなセミナーやデモンストレーションなどのご要望がございましたらお気軽にお問い合わせください。