晴天時には検知できない?太陽光パネルの漏電
先日、地絡の原因が特定できず苦戦したレアな事例がありましたのでご紹介します。
絶縁不良個所が見つからない!
ソラパトの年間契約をいただいている太陽光発電所で、大雨の日に発電停止が起こりました。
現場に駆けつけてみると、漏電遮断器が地絡を感知してトリップしています。
そこで早速、太陽光パネル(モジュール)、PCS、集積箱の配線の絶縁抵抗測定を実施しましたが、絶縁不良個所が見つかりません。
大雨の日に停止・・・
ってことは、晴れの日には漏電箇所が特定できないのでは?
と考え、日をあらためて再検査を実施することにしました。
原因はパネルの漏電?
再検査は雨が降りそうな日を選んで設定しましたが、残念ながら曇りであったため、雨の状況を再現しようと、噴霧器やジョウロでパネルに水をかけて測定を実施しました。
するとパネルが水に濡れると絶縁抵抗値が下がることが判明しました。
パネル自体が漏電しているということのようですが、これは弊社でもあまり例がないレアケースです。
いろんな不具合がありますが、ソラパトスタッフはこういった経験をノウハウとして積み重ねていき、より質の高いサービスをご提供していきます!!