発電量が期待できるこれからの時期に①~モジュール(パネル)洗浄のススメ

1年のうちで発電量が期待できるのが春から初夏の時期ではないでしょうか?

この時期にしっかり発電するために、太陽光電池モジュール(パネル)の洗浄を検討されている方も多いと思います。
しかし、広大な太陽光発電所の洗浄となると、コストもそれなりに必要となってきます。

そこで、洗浄によってどれくらい発電に影響が出るのか?検討されている皆さんの参考になればと1例をご紹介させていただきます。

モジュール洗浄の効果を調べてみました

“太陽光電池モジュール(ソーラーパネル)が汚れていると発電量が低下する”というのは感覚的に分かるのですが、では一体どれくらい発電量に影響するのか? ソラパトで実際に計測したデータをご紹介します。

洗浄によって発電量が増えるのは多くのオーナー様に実感いただいていますが、データとして計測するとなると、全くの同条件で比較したいところ。

そこで、以下のような測定を行いました。

つまりは同条件、同じ日射量で、どれだけ発電量に違いが出るかを比較したということなんです。

 

洗浄により3.5~9.5%発電量がUP!

測定結果は、1-1と1-7の比較において日射量689W/㎡で1536W:1650Wと114W(7.42%)の差

回路により3.5~9.5%とばらつきはありましたが、平均すると約6%という結果です。
(各回路で計測条件が異なるため平均値にはあまり意味がないかもしれません)

 

また、以前エネテクのブログに掲載した例ではなんと約13%の発電量UPが見られました。
(エネテクブログ)パネル(モジュール)洗浄の有効性

 

この季節を機に、定期的な洗浄を

今の季節ですと、春先の黄砂や花粉で汚れているのが目視でも分かると思います。

この汚れは梅雨の雨で流れるから大丈夫と楽観視される方もいらっしゃいますが、雨自体、きれいな水というわけでもなく、またモジュールの角度によっては流れにくかったり、鳥の糞など、雨だけでは流れず、またホットスポットとなるような汚れもあります。

洗浄による発電量の改善を踏まえ、定期的な洗浄をおススメします。

 

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